林照寺
1520年(永正17年)、安楽寺8代願証の弟林証(※6代住職の弟森定という説がある)が、安楽寺の12坊の一つとして開基した。
本堂は、紫宸殿造りで1691年(元禄4年)建設の者があったが、197?年に鉄筋コンクリート造りで建て替えられました。
鐘楼は大正6年、書院は昭和3年、庫裡は昭和13年、山門は桃山様式で昭和?年にそれぞれ建てられたものである。
毎年10月末から11月初めにかけて菊花展が開催される
西教寺
1609年(慶長14年)、安楽寺10代正宗が3男了宗を連れて隠居したことから、俗に隠居寺と称される。
1830年(天保年間)に建てられた山門は薬医門で、前後の屋根の長さが違うことにより、敵の射る矢を防ぐ効果があるとして昔は矢喰門と呼ばれており、また、野地板には花の彫刻がされているという非常に珍しい門である。鐘楼も同年代に建立され、本堂は、紫宸殿造りで、1858年(安政5年)に建立され、書院は大正7年、庫裡は昭和?年に、経蔵は昭和5年にそれぞれ建立されたものであり、特に、経蔵は本格的なもので、徳島県では、丈六寺とこの西教寺だけにあるものである。
常念寺
往古、天台宗に属し快楽山蓮華院と称していたが、1444年(文安元年)に火災に遭い、その後、1492年(明応年間)に備前(岡山)の松尾吉左衛門藤高が出家し、直天と称して来住し、寺を浄土真宗に改め常念寺と称した。
その後、5代ほど続いた後、後継が絶えたが、1595年(文禄4年)、安楽寺10代正宗の嫡男其宗が入り、寺を再興した。現在、浄土真宗興正寺派に属する。
本堂は、1860年(万延元年)に建立され、山門、庫裡、書院があり、本堂と書院の間に庭園がある。
鐘楼は明治30年に建設されたものである。
<<< 前頁に戻る <<<