ごあいさつ
徳島県美馬市美馬町郡里は、古墳時代には、県下で最大級の古墳である「段の塚穴」が作られ、飛鳥時代の白鳳期には、奈良の法隆寺に匹敵する七道伽藍の大寺院郡里廃寺（立光寺）が建立されるなど、古代より文化の栄えてきた所です。 その深い歴史の中で育まれた文化が、願勝寺をはじめ、安楽寺、林照寺、西教寺の４ヶ寺が寄り添っている寺町を作ってきました。 このような悠久の里、心のふるさとである寺町を多くの方に知っていただきたいという思いから、寺町案内人の養成を行う一方、６月には花しょうぶまつりや安楽寺での狂言、１０月には安楽寺での能、林照寺での菊花展、大晦日には寺町全域での竹灯籠設置や甘酒、あめ湯等の接待を行い、また、一年を通じて「寺町ギャラリー」を開催し、市民の絵画や書の作品を展示しております。 是非、美馬の寺町にお越しいただき、四季折々の寺町の風情を楽しんでいただきますようお待ちしております。
特定非営利活動法人郡里交流会 理事長 西前 清美